IT業界30年、フリーランスSEのおにぎりです。
実は先日、人生で初めて新型コロナに罹ってしまいました…。
2020年頃のコロナ禍と言われてから(家族も含めて)今まで一度も罹っていませんでした。
今回、現場を1週間休まなくならざるを状況になってしまいましたので、
みなさんの参考になればと思い、経過をご説明したいと思います。
新型コロナに感染してから今までの経緯
発症初日 夜:初期症状
週末最終日の夜、なんとなく喉が痛いので熱を測りました。
その時は、「36.8℃」
私は平熱が35℃代なので、かなりの微熱です。
明日から(在宅ですが)仕事なので、早めに就寝します。

このときはまだ、『夏風邪をひいたかな?』程度にしか思ってませんでした。
発症二日目 朝:高熱
翌日、起床すると頭痛がひどく、喉も腫れている状態。
この時点で『風邪をひいたな』とは思っていました。
熱を測ると案の定『38.5℃』
平熱が低い私からすると、既に動けなくなるほどの体温の高さ・・・
現場には高熱のため休むこと、また、念の為コロナ検査も受けることを連絡しました。
コロナ検査をしたのは今度の週末に妻の実家に帰省する予定があったので、
もし自分がコロナに罹っていたら義母が高齢なこともあるため取りやめの判断をするためにも、
病院で診察と一緒にコロナ検査もしてもらうことにしました。
とはいえ、もう既に私は自分で動けなかった(声も出しづらかった)ため、
妻にお願いし、即日検査してもらえる病院を探してもらい、連れて行ってもらいました。
発症二日目 昼:陽性反応
妻に見つけてもらった病院で、再度体温を測ると『39.0℃』
こんなに高くなったのは十数年ぶりです。
私は39度を超えるともはや普通に動けないので・・・
その後、コロナ(念の為、インフルエンザも)検査をしてもらうと、
しっかり陽性反応が出ていました・・・(インフルは陰性)
医師からは『昨日(日曜日)が発症日になるので、5日間(金曜日)は出勤を控えるようにしてください』と伝えられます。
処方箋をもらい薬局で調剤してもらってから帰って寝ます。

この時点で身体は熱できつかったですが、
在宅勤務なことや、医師や薬剤師の方から「1〜2日で熱も下がるでしょう」とも言われたので、まだまだ楽観的に捉えていました。
発症二日目 昼:闘病開始
妻は以前、医療事務もやっていたので、コロナ患者へ対応などはよくわかっています。
(今回、コロナ検査も妻の提案。妻は実家へ帰ることがあったのもそうですが、コロナが流行り始めていたことも知っていたようです)
家に帰ると当然『隔離』。当たり前ですが、自分の部屋から出れません。
唯一トイレに行く際には、必ずマスクをしてから。
用を足したあとは、除菌ができるウエットティッシュ(アルコール入り)で触れたところをすべて拭くように言われます。
発症二日目 夜:経過良好?
自宅に戻ってきてからは、処方してもらった薬をのみ、寝ることに専念していました。
昼から食欲がないのを妻には伝えていたので、夕飯はお粥とお味噌汁、フルーツ程度で済ませます。
この時点で薬が効いているのか、熱も下がり『36.8℃』
喉の痛みも良くなっています。
ここまでは普通の風邪やインフルエンザとあまり変わりません。

この時点でも『在宅勤務なので明日には働けるでしょ?』と軽く考えていました・・・
発症三日目 朝:再発熱
目が覚めて体温を測ってみると、『38.0℃』
特に頭痛はしないけど、なんでこんな高温なのという感じでした。
ただ、徐々に喉が痛いことに気づき、声もほとんど出ないことがわかりました。ds
現場には『コロナが陽性であったこと。今日も休むこと』を連絡し、
またひたすら寝ます。
昼になると体温も下がり『35.8℃』
ほぼ平熱です。喉の痛みもなく、声も出ます。

これなら明日には働けるでしょう
発症四日目 朝:再々発熱
目が覚めると頭が痛い。
体温を測ってみると、『38.5℃』
昨日より体調が悪くなっている・・・
喉が腫れて声が出ない。食事をすると痛い。
昨日あれだけ良くなったように見えたのが嘘のように体調が悪化します。
また、ひたすら寝る。

流石にもう大丈夫だろう・・・
発症五日目 朝:再々々発熱
目が覚めました。
もう既にだめなのが分かる体調・・・
念の為体温を測ると、『38.2℃』
結局仕事は一週間丸々休むことに。
(現場の周りの方。ご迷惑おかけしてもうしわけありません)
熱が上がったり/下がったり、喉が腫れたり/ひいたり、声が出たり/出なかったり、咳が出たり/出なかったり・・・
なんだこの、まるで『身体の免疫システムがバグっている』かのような症状。
これは今までの風邪やインフルエンザとは違う。
ここまで来てやっと気づきました。

コロナを甘く見すぎていました・・・
その後
最終的に、完全に熱が出なくなり、喉の痛みや咳も収まるまでには 発症から約10日間 かかりました。
幸い後遺症のようなものは残りませんでしたが、「数日で治るだろう」と軽く考えていた自分を反省しました。
今回は在宅勤務ということもあり、現場への迷惑は最小限で済みましたが、それでも フリーランスとして1週間以上仕事を休むリスク を肌で感じる出来事でした。
特に感じたのは以下の3点です。
- コロナは風邪やインフルとは違う回復の仕方をする
- 一度熱が下がってもすぐに再発する、症状が安定しない。 → 「もう治った」と思って油断すると痛い目を見る。
- 家庭内での隔離とサポートの重要性
- 家族が迅速に病院を探してくれたこと、食事や生活サポートをしてくれたことが大きかった。孤独に闘病していたら心身ともに厳しかったと思います。
- フリーランスは“働けない時”への備えが必須
- 医療保険や傷病時収入補填の制度を見直す必要がある。
- クライアントへの報告方法や進行中タスクの引き継ぎ体制を日頃から考えておくべきだと痛感。
今回の経験から読者へ
私自身、「もう2025年だし、コロナもただの風邪みたいなものだろう」と油断していました。
しかし実際に感染すると、 高熱のぶり返しと体調不安定さは普通の風邪とは全く別物。
「在宅だから大丈夫」と思っている方も、数日どころか1週間以上まともに働けないケースは普通にあると知っておいてください。
- 自分や家族が動けなくなった時を想定して、
- 仕事・家庭・健康のそれぞれで 最低限の備え をしておくことが本当に大事です。
まとめ
今回、フリーランスSEとして 仕事を1週間休まざるを得なかった経験 を正直に共有しました。
コロナは「軽く済む人もいれば、想定以上に長引く人もいる」やっかいな存在です。
これを読まれた方が、少しでも「備えをしておこう」「油断しないようにしよう」と思っていただければ幸いです。
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