
チームの空気は大事にしたいけど…言いたいことが言えない自分がいる…
IT業界30年、フリーランスSEのおにぎりです。
リーダーになって最初にぶつかった壁。
それは「いい人でいよう」としすぎて何も言えなくなることでした。
相手を傷つけたくない、空気を悪くしたくない——
その優しさが、チームにとってマイナスに働く場面もあるんです。
この記事では、
- 「いい人でいたい」心理の正体
- 言いたいことが言えないときの対処法
- 信頼されるリーダーになるためのステップ
を、実体験ベースでわかりやすく解説します。
「やさしさ」と「リーダーシップ」のバランスに悩むあなたへ。
きっとヒントが見つかります。
- 「いい人」でいたい心理の正体
- 優しさがチームに与える影響
- 言うべきことを伝える技術
- 信頼を失わずに指摘する方法
- 自分の気持ちを整理するコツ
お悩み:「いい人」でいたい。

リーダーって、ちゃんと注意したほうがいいのはわかるんですけど…空気悪くなるのが怖くて、言えなくて…

リーダーがいい人でいようとすると、逆にチームが困ってるってことがあるんだよ
結論:「いい人」ではなく「信頼される人」を目指そう
相手にとって必要な言葉なら、
それを伝えるのは「優しさ」ではなく「責任」。
嫌われることを恐れるより、信頼される存在になる方がずっと大切なんです。
言えないリーダーから脱却する4つのステップ
ステップ1:「いい人」でいたい理由を知る
- 嫌われたくない
- チームの雰囲気を壊したくない
- 自分の評価が気になる
これ、全部「自分を守るため」の理由だったりします。
つまり、やさしさの裏にあるのは「恐れ」。
それに気づけるだけでも、リーダーとして一歩前進です。
ステップ2:伝えないことのリスクに向き合う
- ミスが放置される
- 誤解が重なる
- 指示が曖昧になっていく
「言わない=やさしさ」ではありません。
伝えなかったことで、かえって相手が苦しむこともある。
やさしさのつもりが、信頼を壊してしまう場合もあります。
ステップ3:言いづらいことを伝える技術
伝えるときのポイントは3つ。
- 感情ではなく、事実を伝える
- 相手の人格ではなく、行動にフォーカスする
- どうしてほしいかを具体的に伝える
たとえば:
❌「ちゃんとしてよ」
✅「この仕様書が昨日の段階ではまだ未完成だったから、今週中に仕上げてくれる?」
感情ではなく目的を軸に話せば、言いづらさはぐっと減ります。
ステップ4:伝えた後のフォローも忘れずに

言った後の“ひとこと”で、相手の受け取り方は変わるよ
指摘のあとに、
「気づかなかっただけだと思うよ」
「他のところはちゃんとできてたしね」
そんなひとことがあるだけで、
相手の心は軽くなる。
伝える+フォロー。
これが“やさしいリーダーシップ”の形です。
リーダーとして厳しさと優しさのバランスに悩んだとき、まずは伝え方を見直してみましょう。
👉 PREP法で伝える力をつける
言えなかった“やさしさ”が招いたチームの危機
私もあるチームを持っていたとき、1人のメンバーが納期にいつも遅れがちでした。
難易度の高いところをお願いしていたこともあり、『忙しいんだろうな』となかなか注意できず…。
結果、その人だけでなく他メンバーの不満も溜まり、チーム内の空気がギスギス。
この経験から、「言えなかったやさしさ」はチーム全体にとってもマイナスになる、と痛感しました。
まとめ:優しさは“伝える”ことでチームを支える
言えなかった後悔より、伝えた後の安心を。
「いい人」でいようとするほど、
リーダーとしての本音が見えなくなっていきます。
本当にやさしいリーダーは、
言いづらいことも、相手のために伝えられる人。
あなたのそのやさしさ、
「勇気」に変えてみませんか?
- 「これは自分のため?相手のため?」と一度考えてみる
- 指摘する内容を紙に書いて整理してみる
- 感情よりも“事実”と“目的”を意識して伝える
- 伝えたあとにフォローの言葉を添える
この投稿が悩んでいる人へのヒントになればうれしいです。
もし、ご意見や扱ってほしいテーマなどがあれば、気軽にコメントしてください!
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