
おかかくん
もしSESがなかったら、今の現場ってどうなってたんだろう?
IT業界30余年、フリーランスのシルバーSE。KAZです。
今回はちょっと変わり種のテーマ、「もしこの世にSESがなかったら?」について語ります。
この記事でわかること
- SESがなかった場合の業界変化
- 発注側・受注側それぞれの影響
- 海外と日本の契約文化の違い
- これからのエンジニアの在り方
お悩み:SESの問題点

おかかくん
SESって、便利なんだろうけど「この人いつまでいるんだろ」って空気になることあるよね…。

KAZさん
たしかに。SES前提で動くと、本来のチーム設計がおざなりになることもあるよね。
結論:チーム作りがより問われる世界になる
この記事の結論
SESがなくなったら、「育てる力」と「任せる覚悟」が問われる世界になる。
現実ではSESをどう“使いこなすか”がカギ。
SESのない世界はどうなる?
個人的な予測ですが、もしSESがなかった場合、企業はエンジニアの調達方法やプロジェクトの設計そのものを見直す必要が出てくると思います。
「足りなきゃ外注でカバー」ではなく、「最初から必要な戦力を自社でそろえる」方向へ。
逆に、受注側も「人を送ればOK」ではなく、「成果を出せるチームで勝負する」スタイルが主流になるでしょう。
これ、発注側も受注側も、果たしてできるのか?と疑問になります
対処方法:SESがない前提でチームを作る
ステップ1:SESがないと仮定して体制を見直す
- 社内で完結できるスキルマップをつくる
- 「自前で育てる」方針が可能かどうか検証する
ステップ2:SESを使う理由を明文化する
- コストか?スピードか?特定スキルか?
- 目的が不明瞭なら「使わない方がマシ」なケースも多い
ステップ3:受注側もSESに依存しない準備を
- 自社プロダクトや受託開発の育成
- 技術者育成・営業力の強化
- 個人ならフリーランスとして「成果で勝負できる」働き方を模索
補足:海外ってSESあるの?
実は日本ほどのSES文化は無いようです。
海外 | 日本 |
---|---|
成果ベース契約(スコープ+納期) | 時間ベース契約(準委任) |
フリーランス文化が主流 | 法人経由のSESが多い |
リモートが当たり前 | 常駐が多い(徐々に減少中) |
やはり『SESは日本独特の文化?』というところでしょうか・・・
まとめ

おかかくん
SESがなかったらヤバい…って現場、結構あると思うよ!

KAZさん
その通り。大事なのは「SESに頼る理由を意識すること」だね。
この記事の結論
SESが当たり前の現場では、「この人はいつまでいるの?」という不透明感や、チーム設計の形骸化が課題になりがちです。
もしSESがなかったら、企業は自社で人材を育て、責任を持ってプロジェクトを推進する力がより問われるでしょう。
コメント