
「僕の“お客様”は会社…だよね?それって社畜なの?」

“お客様は会社”って考えは大切だけど、考えすぎると自分の価値まで会社次第になっちゃうぞ。
IT業界30余年、フリーランスのシルバーエンジニア。おにぎりです。
「なんだか最近、社畜っぽい…」
そう感じている若手エンジニア、実は多いんです。
でも、「会社に尽くす」=「社畜」ではありません。
そこには、決定的な違いがあります。
今回はその違いと、
なぜ自分が“社畜かも”と感じるのか、
違和感の正体を解き明かす記事です。
- 「会社=お客様」思考の落とし穴
- 「尽くす」と「支配される」は別物
- 自分が社畜だと感じる理由と抜け出す視点
お悩み:自分と会社の関係との距離感が分からなくなる

別に会社が嫌いなわけじゃない。でも“自分って何なんだろう”って思う時がある…
結論:『会社に尽くすこと=社畜』ではない。自分の意志で働いているかが大事。
「尽くす」は、自分の意思で選ぶ行動。
「社畜」は、主導権を手放した状態。
だから、会社を大切に思うこと自体は問題じゃない。
「なぜか自分が苦しい」なら、その原因を見つけることが大切。
論点1:『自分のお客様は会社』は間違い?
前回の記事でも伝えたけど、結論からいうと──
その考え自体は悪くない
むしろプロ意識として大切なこと。
ただし、危険なのはこういう状態:
- 「会社が喜ぶなら何でもやる」
- 「お客様(=会社)の期待にはすべて応えないといけない」
- 「会社の評価がすべて、自分の価値」
ここまで行くと、“会社中心の人生”になってしまうよ。
論点2:「尽くす」と「社畜」は何が違う?
「尽くす」と「社畜」には似て非なるところがある。
項目 | 尽くす | 社畜 |
---|---|---|
主導権 | 自分にある | 会社にある |
選択の自由 | ある(やる・やらないを選べる) | ない(命令に従うだけ) |
感情の状態 | やりがい、納得 | 無力感、不満、モヤモヤ |
判断基準 | 自分の信念・目的 | 上司・ルール・空気 |
尽くす=自分で選んで貢献している状態
社畜=自分の意志を手放して従っている状態
自分がどっちの状態か、考えてみよう。
論点3:なぜ自分が「社畜かも」と感じるのか?
こんな感情、思い当たりませんか?
- 「これ、誰のためにやってるんだっけ?」
- 「頑張っても報われない…」
- 「嫌でも断れない」
- 「休みも取りにくい、言いにくい」
- 「評価されるために自分を消してる」
これらはすべて、“主導権を失ったサイン”。
これら、自分の内なるサインに早く気付くことが大切です。
対処方法:社畜化を防ぐ3つの視点
視点1:会社は“お客様”。でも絶対的なものではない
- お金をもらう相手=一方的な上下関係ではない
- 「自分も価値を提供している」という自覚を持つ
会社を思うがあまり、すべてを捧げるということとは違います。
視点2:「選ぶ」という感覚を取り戻す
- 「断る自由」がある
- 「転職」や「異動」も選択肢
- やらないことを決めるのも、立派な戦略
あくまで主導権は自分にあるということを忘れない。
視点3:「なぜやるのか」を持つ
- この仕事は何のため?
- 誰を喜ばせたい?
- 自分の価値観に合っている?
納得して働けるなら、それは“尽くしている”だけ。
逆に納得していない。もしくは無理やり納得しているならば『社畜』かも。
まとめ:『社畜』かどうかは、自分の意志で働けているか次第

『自分がなにかは自分次第』ということだね!
この投稿が悩んでいる人へのヒントになればうれしいです。
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