
あの人の話、いつも長いんだよなぁ…
今、集中してたのにー…。
こんにちは、IT業界30余年、フリーランスのシルバーSE。KAZです。
職場には「時間を奪う人」が必ずいるもの。
会議、CCメール、雑談…どれも悪気はないかもしれませんが、確実に生産性を下げます。
しかもその行動、実は相手のモチベーションまで奪っていることも。
本記事では、そんな「時間泥棒」の正体とその対処法を解説します。
あなたの貴重な時間と、チームのやる気を守るためのヒントをぜひ受け取ってください。
お悩み

「ちょっといい?」って言われて手を止めたら、結局30分も雑談…。
こっちは締切前なんだけどな…。
結論
時間を奪う行為は、相手のやる気と集中力まで奪う。
意識的・無意識的にかかわらず、「時間泥棒」はチーム全体の効率を落とします。
自分自身が“奪う側”になっていないかも常に振り返ることが大切です。
時間を奪う人の特徴
プロジェクトや職場には、意図せず他人の時間を奪ってしまう人がいます。
たとえばこんな人たちです:
- 話がまわりくどくて、結論にたどり着かない
- 緊急でもないのに「今ちょっといい?」と割り込んでくる
- 同じ説明を何度も求める
- 長時間の会議をとりあえず毎週セットする
- CCで全員にメールをばらまく
一つひとつは小さなことに見えても、積み重なると大きな時間の損失になります。
悪気がある人、ない人
「時間泥棒」には2タイプいます。
- 悪気があるタイプ
構ってほしい、自分が主役でいたい、という意図的な行動。 - 悪気がないタイプ
「情報共有だと思って…」「全員に見ておいてもらいたくて」と、善意からやっていることが多い。
後者は本人に自覚がないぶん、指摘しにくいのが厄介です。
でも、“善意の押しつけ”は、相手の時間だけでなくモチベーションまで奪います。
「時間を奪う」は「やる気を削ぐ」にもつながる
例えば、こういう経験ありませんか?
- 忙しい中、無意味な会議に1時間取られた
- 自分に関係ないCCメールが1日20件届く
- いきなり振られた相談で、自分のペースが崩れた
これらは、時間を浪費させるだけでなく、
「やる気がそがれる」「集中が切れる」「どうでもよくなる」といったメンタル面にも大きく影響します。
つまり、時間泥棒は「心のエネルギー泥棒」でもあるのです。
「居るだけ会議」「入れただけCC」も立派な時間泥棒
- 居るだけ会議:発言も聞く必要もないのに強制参加
- 入れただけCC:関係ない内容なのに毎回通知が飛んでくる
これらの“慣習”は、組織の非効率を生み出し、チーム全体の士気も下げかねません。
「情報共有だから」「一応全員に…」という思考を捨てましょう。
「この人にとって本当に必要な情報か?」を考えて発信するだけで、周囲の評価も変わります。
対処方法
テップ1:パターンを見極める
まずは時間を奪う人がどのパターンかを見極めます。
- 「結論のない会話」が多い人
- 無関係なCCを大量に送る人
- 意味のない定例会議を設定する人
- 人の作業時間を奪う“つもりない”雑談
ステップ2:受け手として自衛する
パターンごとに自衛手段を講じます。
- 会話が長くなりそうなら「今立て込んでるので後でもいい?」と返す
- 会議招集には「目的・必要性」を確認してから出席
- CCメールは通知設定でフィルターする
ステップ3:奪う側にならない

自分も「とりあえず全員CC」をしてなかったっけ?
「みんなのため」と思ってた行動が、ただの“押しつけ”になってることもあるんだね。
相手だけではなく、自分が”時間泥棒”になっていないかについても気を付けましょう。
“時間泥棒”はチーム内に伝染していくこともあります。

自分が「時間泥棒」にならないことも大事だね。
そういった姿勢を見せることが、周りに考えさせるきっかけになることもあるよ。
まとめ
- 時間を奪う人はどこにでもいる。悪気がある人、ない人どちらも厄介
- “時間泥棒”は、相手のモチベーションや集中力も奪う
- 居るだけ会議や大量のCCメールも、立派な「心のエネルギー泥棒」
- 自分が“奪う側”になっていないか、常に見直す意識が必要
- 情報共有は「必要な人に、必要なときに、必要なだけ」が基本
時間もモチベーションも有限の資源です。
相手の時間を尊重することは、信頼を築く第一歩。
そして何より、自分の時間は、自分で守る。
今日から少しずつ、意識してみませんか?

時間はすべての人に平等(1日24時間)です。
時間を奪う(奪われる)関係性はなるべく減らしたいですね。
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