
チームのためにも、資格って取ったほうがいいのかな…
勉強する時間もないし、どうしよう。
IT業界30余年、フリーランスのシルバーSE。KAZです。
「資格は取ったほうがいいですか?」とよく聞かれます。
その悩み、すごく分かります。
資格って、持ってるとなんとなく「すごそう」に見えますよね。
実際の現場では、「資格があること」より「実際に動けること」が重視されます。
それでも、資格がまったく無意味かというと、そうではありません。
「資格の使い方」次第で、強い武器にも、ただの飾りにもなります。
本記事では、
・どんなときに資格が役立つのか
・逆に「取らない方がいいパターン」
について、現場のリアルな視点でお話しします。
- 資格があれば有利なケース
- 資格を取る目的の考え方
- 「今の自分の実力」を知る方法としての資格
お悩み:資格は必要?不要?どっち?

チームのためにも、資格って取ったほうがいいのかな?
勉強する時間もないし、どうしよう・・・

資格は“パスポート”みたいなもの。
あると通りやすい場所もあるけど、持ってるだけで旅がうまくいくわけじゃないんだ。
【結論】資格は“目的”がなければ取らなくてOK!
資格は、持っているだけでは評価されません。
使い方次第で「意味あるもの」になるかが決まります。
資格で後悔しないために押さえるべき3つのポイント
現場では「資格持ってても、実務で動けない人」もいます。
逆に「無資格だけど超できる人」もいます。
つまり、「資格がある=即戦力」ではありません。
でも、だからといって資格が不要とも言い切れません。
資格を有益なものにするには次の3つの観点が必要です。
【ポイント1】資格を取る目的を明確にしよう
「なぜその資格を取りたいのか」を明確にしましょう。
・転職したい
・実力を試したい
・スキルアップしたい
「とりあえず取っておこう」は、時間もお金ももったいない。
【ポイント2】資格は“実力チェック”にもなる
資格試験の勉強をすると、自分の「りかいできているところ」「理解できてないところ」が分かります。合格・不合格よりも「どこが弱点か」が分かることに価値があります。
【ポイント3】資格選びは“現場で使えるか?”で決める
試験勉強ばかりして、現場の課題を放置するのは本末転倒。
資格は「現場で役立つか?」を軸に選ぶと、ムダがありません。
【経験談】プロジェクトマネージャ試験を取得したとき
私は情報処理試験のプロジェクトマネージャを持っています。(一応その他の資格もチラホラ持ってます)
私の場合、資格を取得しようとしたきっかけは、合格すると会社から支給される「報奨金目当て」
(結果的に合格したものの、合格発表前に転職したため報奨金は貰えずじまい・・・)
実際に試験勉強をしていると、そこそこ経験もあったので既に知っている知識も多くありました。
WBS、課題管理、品質管理、リスク管理・・・などなど。
ただ、経験上知っている知識と、体系立てて理解している知識の違いを強く感じました。
プロジェクトマネージャの資格を取得した前後では、プロジェクトの管理方法もだいぶ変わったと思います。取得後は身の詰まった合理的な管理ができるようになったと思っています。
もちろん『人』が中心という基本精神に違いはありませんでしたが。
まとめ:資格を生かすも殺すもあなた次第
基本情報処理試験やAWS試験などでも同じです。
それぞれの立場や実力、役割にあった資格を勉強することで自分の知識の棚卸ができます。
資格を生かすも殺すもあなた次第。
同じ時間を使うなら、有益なものにしたいですね。
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