
また「あの仕様って誰が知ってるの?」って聞いてる…。
これ、うちのチームの風物詩になってない?
IT業界30余年、フリーランスのシルバーSE。KAZです。
属人化が進みすぎて「あの人に聞かないと分からない」現場、ありますよね。
しかも情報がバラバラ、丸投げされた機能の仕様は謎のまま…
それ、チームとしてけっこう危ない状態です。
この記事では、仕様が誰にもわからない“ブラックボックス化”が起きる原因と対策を、おにぎりーズと一緒にわかりやすく解説します!
お悩み:仕様がブラックボックス化してる…

あのバッチ処理、誰が作ったのか分からないし、設計書もなくて手が出せないよ〜
「誰も仕様を知らない」状態って、地味だけど致命的。調査に時間がかかる、改修できない、担当者が辞めたらもうお手上げ…なんてことも。
結論
属人化は“仕組み”と“心理”の両方がつくり出しているもの。
その放置は、チームの成長と継続性を脅かします。
リーダーが意識して“共有の空気”をつくることで、変化は起こせます。
属人化が進む6つの原因

属人化が起きる理由は1つじゃないんだよ。
よくあるパターンを整理してみようか。
1.担当者しか把握していない構造
設計や実装をした本人だけが把握していて、周囲には共有されていない。
2.情報がバラバラに存在
設計書、メモ、Slackのログ、口頭の伝聞…点在しすぎて「どれが正か分からない」。
3.情報共有の文化がない
「聞かれたら答える」「聞かないなら黙ってる」が当たり前になっている。
4.下請けに丸投げして中身を把握していない
「これやっといて」で外部に丸投げし、納品された成果物の仕様を誰も把握していない。
5.「誰々さんに聞けば分かる」という甘え
聞けば何とかなるから、資料化も共有も必要とされない。属人化が当然の空気に。
6.自分の価値がなくなることへの不安
情報を共有すると「自分の価値が下がる」「自分の仕事がなくなる」と感じて、無意識に囲い込むケースも。

少ないけれど6みたいに考えている人も居るんだよ。
対処方法:小さく始める、属人化防止策

このままじゃいけない!
チームで強くなるために、少しずつ変えていこう!
✅ 1. ドキュメントに残す文化を育てる
- 設計、実装方針、運用手順は「記録」してチームの資産に。
- 雑でもいいからまずは「書く」ことから。
✅ 2. 情報の置き場を一元化
- 仕様書、メモ、FAQなどを一か所にまとめる。
- ファイル名や命名規則も統一。
✅ 3. 共有会を定例で実施
- 雑談ベースでもOK!知識のすり合わせが大切。
- 気軽に「話す」場が属人化防止の第一歩。
✅ 4. 丸投げしたら“受け取り確認”までセットで
- 外部に渡すのは仕方ない。でも戻ってきたら中身を“誰かが理解する”こと!
✅ 5. 「個人の知識」を「チームの知識」に変える
- チームで生きるなら、情報を囲い込むよりシェアする方が“価値が上がる”!
まとめ

「聞けばいい」じゃなくて、「見れば分かる」にしよう!
それが本当のチーム力だよね。
属人化、情報迷子、丸投げの放置、そして“聞けばいい”という甘え。
このあたりまえを変えるのは、ちょっとした意識と仕組みからです。
若手リーダーだからこそ、新しい風を吹かせるチャンス。
今日から一歩、踏み出してみましょう!
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