
SESって、なんかモヤモヤするんだけどなんでだろう…
業界30余年、フリーランスのシルバーSE。KAZです。
若手エンジニアが現場で感じる違和感。
とくにSES(システムエンジニアリングサービス)という働き方に、
「これっておかしくない?」と思う場面は多いはず。
解決策は、「その違和感にちゃんと名前をつけること」。
そうすれば、自分のキャリアを守る力になるからです。
実体験をもとに、現場あるあるを紐解きながら、
SESの“変だな”を言語化していきます。
結論(先に言います)
SESは「目的がないと迷子になる働き方」。
違和感を感じたら、その正体を言葉にして行動に変えよう。
キャリアは、自分で守る時代です。
お悩み

SESって、会社に属してるのに現場では別の人の下で働いてる感じ。
評価も育成もあいまいで、自分が何者か分からなくなるんだよなあ…。

そのモヤモヤ、ちゃんと理由があるよ。
現場でよく聞く「SESあるある」、一緒に整理してみようか。
対処方法|5つの「変だよポイント」どこが変なの?正直に言います…
派遣じゃないのに、ほぼ派遣

指示受けてるのに「指示はしてません」ってどういうこと!?
SESは準委任契約。
形式上は「指示を受けない契約」だけど、実態は指揮命令されている状態。
法律と現場運用のズレが生む違和感。
成果よりも「稼働時間」が評価される

今日は頑張った…でも結局、8時間座ってたかどうかって評価か…。
「何を達成したか」より「どれだけ在席してたか」が評価基準。
働き方は“時間契約”、でも仕事は“成果責任”という矛盾。
現場ガチャがすべて?!

同じ会社なのに、現場次第で別世界!なんてこともあるよね
人間関係、仕事内容、リーダーの質…。
SESでは、誰と働くか・どんな現場かで全てが決まる。
つまり、キャリアが「運」に左右されがち。
育成も評価もあいまい

「うちの子じゃないから」って、誰が育てるの?
常駐先は育成責任なし。
自社のマネージャーも現場を見てない。
結果、誰にも成長を見守られていない感覚になる。
空気を読む力>技術力

コードを読んでるより、顔色を読んでる時間のほうが長くない?
「トラブルを起こさない人」が重宝されがち。
技術より“空気力”が評価される場面も多いのが現実。
技術で勝負したい人にはしんどい世界かも。
Q. じゃあSESはダメなの?
いや、そうとも限りません。
SESにはいろんな現場を経験できる強みがあります。
若いうちに経験を積んで、
「この技術やりたい」「こんな環境で働きたい」っていう方向性を探るのにはアリ。
ただし、目的を持たずに流されると、何年経ってもスキルが積み上がらないのが現実。
結論:「SESは目的がないと迷子になる働き方」
- SESには構造的なモヤモヤがある
- 育成・評価・裁量の仕組みが不明確
- 気づける人は、それを武器にできる
- キャリアを自分で設計できる人にはチャンス
- 成長の責任を他人に任せたい人には地獄
だからこそ若いエンジニア方にはこう言いたいです。
「なんか変だな」と感じた違和感を放置せず、行動に変えていこう!
いまのSES経験をどう活かすかは、自分次第です。
コメント