
なんか……疲れてきたな
こんにちは。IT業界30余年、フリーランスのシルバーエンジニア。おにぎりです。
リーダーになってしばらく経った頃に、こんな感覚に陥ることがあります。
- 仕事は普通にこなせているのに、なんとなく気が抜けない
- 相談したいことがあっても、誰に言えばいいかわからない
- 部下には心配をかけたくない。上司には弱音を言いたくない
「リーダーって、こんなに孤独なのか……」と、静かに感じ始める時期があります。
この記事では、その孤独感の正体と、同期と話して気がついたことを書いていきます。
リーダーになると、なぜか誰にも話せなくなる

なんかうまくいかないんだよなあ……でも、誰に言えばいいんだろ
チームリーダーになってしばらく経った頃、おかかくんはこんな状態でした。
部下のことが気になる。仕事の進め方に自信が持てない。でも上司に相談すると「まだそんなこと言ってるの?」と思われそうで言えない。部下には「頼れるリーダー」でいたいから、迷っているところを見せたくない。
結果として、誰にも話せないまま、もやもやだけが積み重なって1日が終わる。
これ、リーダーあるあるなんです。
なぜ起きるかというと、リーダーは「部下でも上司でもない」という特殊な位置に立っているから。部下目線の話は、部下に向かってしにくい。上司目線の話は、上司にはしにくい。どちらの立場にも完全には入り込めない、宙ぶらりんの時期が、リーダー1年目には訪れます。
誰でも通る道なんです。ただ、通り方を知らないと、じわじわと削られていく。
「ぼくも同じだよ」──同期とのランチで気がついたこと
ある平日の昼、おかかくんは同期のエビマヨくんと久しぶりにランチを食べることになりました。
エビマヨくんは、おかかくんと同じ時期にリーダーになった同期。いつも冷静で仕事のこなし方も安定していて、「ぼくよりずっとうまくやってるんだろうな」と、おかかくんは思っていました。
食事をしながら雑談が続いた後、おかかくんは思い切って口を開きました。

最近さあ……リーダーになってから、なんか孤独じゃない?
言いながら、「こんなこと言っていいのかな」と少し迷った。でも、エビマヨくんはしばらく考えてから、静かに答えました。

うんうん……ぼくもそれ、感じてる。誰に言えばいいのか、ちょっとわかんなくなってるんだよね
おかかくんは少し驚いた。

え、エビマヨくんも? でもいつもうまくやってそうじゃない

だよねぇ……上司には相談しにくいし、部下には見せたくないし。ぼく、最近それで詰まってた感じがして
おかかくんの中で、何かがほぐれた気がしました。あの冷静なエビマヨくんも、同じことを感じていた。孤独は、自分だけじゃなかった。
話してわかった、孤独の正体
ふたりで話し続けているうちに、孤独感の正体が少しずつ見えてきました。
それは、「立場が変わったのに、話せる相手が変わっていないこと」でした。
リーダーになる前は、同期とフラットに悩みを共有できていた。「今日の打ち合わせ、しんどかったね」「あの仕様、ちょっと意味わかんないよね」という話を、気軽にできていた。
でもリーダーになってから、そういう会話をする機会が、気づかないうちに減っていました。部下と話す時間は増えたけど、「同じ立場で悩みを語れる相手」とのやりとりは、自然と少なくなっていた。

ぼく、最近また意識して同期と話すようにしてるんだよね。それが一番、気持ち的に効いてる気がして

たしかに。今日、久しぶりにこういう話できてよかった
孤独感の正体は、「弱みを見せてはいけない立場になった」ということじゃなかった。「同じ目線で話せる相手が、知らないうちに減っていた」だけだった。
孤独感と向き合う、3つの方法
1. 同じ立場の人と、意図的に話す機会をつくる
自然に減ってしまったなら、意図的につくるしかありません。月に1回、同期とランチでもオンライン雑談でも構いません。「同じ立場の人と話す時間」をスケジュールに入れることが、一番シンプルで効きます。
2. 「上司への相談」と「同期への吐き出し」を使い分ける
上司への相談は、解決策がほしいとき。同期への話は、ただ吐き出したいとき。この2つは別物です。「相談するほどじゃないけど、誰かに聞いてほしい」というときに、解決を求めない話し相手が必要です。
3. 孤独感を「立場が変わったサイン」として受け取る
孤独感が出てきたということは、リーダーとして責任ある立場に立ち始めたということでもあります。完全に消せるものではないけれど、「これはリーダーになった証拠だ」と少しだけ視点を変えると、重さが変わってきます。
まとめ:孤独じゃなかった

話してよかった。なんか、すっきりした

うん。ぼくも。また話そうね
リーダー1年目の孤独感は、あなたの弱さじゃありません。上でも下でもない立場に挟まれた、構造的な現象です。
そして、同じ孤独感を感じている人は、あなたの周りにも必ずいます。
「最近どう?」のひと言から、話してみてください。意外と、「ぼくも同じだよ」が返ってくるかもしれません。


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