
なんであの人の下だとやる気が出ないんだろう…
IT業界30余年、フリーランスのシルバーSE。KAZです。
「なんとなく気が乗らない」「指示されても心が動かない」
そんなとき、仕事への意欲が下がっているのは自分のせいだと思ってませんか?
でも実はそれ、リーダーの影響かもしれません。
人は論理よりも感情で動く生きもの。
だから、リーダーの言動一つでやる気は簡単に上下します。
今回は、プロジェクト現場でよく見る
「やる気にさせるリーダー」と「やる気を奪うリーダー」の違いを
キャラクターを通して分かりやすく紹介します。
結論:感情をどう扱うかでチームは変わる
お悩み

この現場、誰もモチベが高くない…誰のせい?

もしかしたらリーダーに問題があるのかもね。
人は感情の生きもの。論理より「どう感じたか」がやる気に直結するんだ
やる気にさせるリーダーの特徴
1. 「感謝」と「信頼」を言葉にする
ちょっとした成果や努力に対して「ありがとう」「助かったよ」と声をかけてくれるリーダー。
それだけで、メンバーは「もっと頑張ろう」と思えます。
2. 目的を共有してくれる
「なぜこれをやるのか」「誰のためのシステムか」など、ゴールを明確に伝えるリーダーは、メンバーの腹落ち感を生みます。
やらされ感ではなく、納得して動けるのです。
3. ミスしても怒らない
失敗したときに怒鳴るのではなく、「次はどうすればいいか一緒に考えよう」と寄り添ってくれる。
だからメンバーは萎縮せず、自発的に動けるようになります。
4. 小さな成功も一緒に喜ぶ
もちろん成功したときや達成したときに一緒に喜べるのも大事です。
それがどんなに小さなことでも。
その小さな喜びが次へつながるのです。
5. 信じて任せる
メンバーを信じて任せてくれることもメンバーのやる気を起こさせる動力になります。
任せると言っても丸投げにせず、必要なときには相談に乗ってあげることも必要です。

「ありがとう」「助かったよ」って言ってくれるだけでもうれしいよね〜
やる気を奪うリーダーの特徴
1. 感情で叱る
「なんでできないんだ!」と感情任せで怒るリーダー。
叱責は瞬間的な行動修正にはなっても、モチベーションを破壊します。
2. 手柄は自分、ミスは部下
メンバーの頑張りを自分の成果として報告し、失敗はメンバーの責任にするようなリーダー。
この姿勢は、信頼もやる気もすべてを奪います。
3. 目的を共有せず、指示だけする
「あれをやって」「これをやって」など、指示だけ伝えるだけのリーダーに対して、メンバーは
やらされ感が残ります。やらされ感が積もっていけば当然のようにやる気は無くなっていきます。
4. 管理ばかりで無関心
進捗だけを詰めて、メンバーの気持ちに無関心。
感情で動く人間にとって、これは「無関心」という名の拒絶です。

やる気にさせるリーダーとは真逆だね・・・
違いはどこにあるのか?
論理的な説明や管理能力だけでは、人はついてきません。
リーダーが自分に関心を持ってくれているか、信じてくれているか、そこに人は敏感に反応します。
人の多くは感情で動く。だから、感情をケアできるリーダーが強いのです。

一言で言えば、「感情への配慮」だね。
やる気を引き出すリーダーは、感情を理解し、言葉と態度で安心感を与える人。
逆に、やる気を奪うリーダーは、管理や成果ばかりを追いすぎて人の気持ちを無視しがち。
「この人のためにがんばりたい」
そんな気持ちは、数字や計画ではなく心で芽生えるのです。
まとめ
- やる気にさせるリーダーは、信頼し、認め、支えてくれる
- やる気を奪うリーダーは、支配し、否定し、無視する
- 人の多くは感情で動くからこそ、「心を動かすリーダーシップ」が求められる
もしあなたがリーダーであるなら、「自分の言動がメンバーの感情にどう影響しているか?」を意識してみてください。
まずは「ありがとう」と口にしてみましょう。
それだけで、チームの雰囲気はガラッと変わるはずです。

よし、ぼくも感情を大事にするリーダーを目指すぞ!

私がリーダーだった時も試行錯誤の毎日で、うまくいったことも、うまくいかなかったこともありました。
でも、「最後は人と人とのつながりなんだ」という想いだけは、いつも忘れないようにしていました。
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