
部下から質問されたとき、わからないのに答えてしまった…。
リーダーなのに「わからない」って言っていいのかな?
IT業界30年以上、フリーランスSEのおにぎりです。
若手リーダーとして頑張るあなた、こんな悩みに心当たりありませんか?
「部下に質問されると、知らないことでも答えてしまう」
「「わからない」と言ったら信頼を失いそうで怖い」
「リーダーなんだから何でも知っていなければ、と思い込んでいる」
その気持ち、めちゃくちゃ分かります。
僕自身も、まったく同じでした。
でも気づいたんです。「わからない」と素直に言えるリーダーの方が、圧倒的に信頼されるってことに。
この記事では、実体験を交えながら
「なぜリーダーは「わからない」と言えないのか」
「どう言えばチームの信頼が上がるのか」
をわかりやすく解説します。
お悩み:「わからない」が言えない

「わからない」って言ったら、リーダーとして信頼を失いそうで…。
なんとなく知ってるふりをして答えてしまうんです。

それ、昔の僕とまったく同じだよ。
でも実は、「わからない」と言える方が信頼されるんだ。今回は僕の経験をもとに話してみるね。
結論:「わからない」は弱さじゃない
知ったかぶりはいつかバレます。そしてバレたときのダメージは、最初から「わからない」と言うより何倍も大きい。
「わからない」と言える誠実さこそが、長期的な信頼をつくるんです。
なぜリーダーは「わからない」と言えないのか

でも、知らないって言いにくいですよ…。やっぱりリーダーらしく見せたいし。

分かるよ。その気持ちは自然だと思う。
でも、なぜ言えないのかをちゃんと理解しておくといいよ。
「わからない」が言えない理由は、だいたいこのあたりです。
- 弱みを見せたくない——「リーダーなのに知らないの?」と思われたくない
- 権威を保ちたい——知識があることが自分の存在意義だと感じている
- 失望させたくない——期待に応えたい、がっかりされたくない
どれも「自分を守るため」の理由なんです。
でも、この「知ったかぶり」が後でとんでもない代償になることがあります。
知ったかぶりで痛い目を見た話
あれはSES案件で別会社のチームをまとめていたときのことです。
新しいミドルウェアについて部下から質問されました。正直、詳しくなかったんです。でもそのとき、なぜか自信ありげに答えてしまいました。うろ覚えの知識で。
その後、僕の「答え」を信じて進めた設計に問題が見つかりました。
手戻りが発生して、チームは余計な作業を何時間もかけることに。
そのとき、部下の一人がぼそっと言ったんです。

「最初に『わからない』って言ってくれれば、自分で調べたんですけどね」

・・・ごめん・・・
刺さりました。本当に刺さりました。

うわ…それは確かに辛い。知ったかぶりがチームに迷惑をかけてしまったんですね。

そう。それ以来、僕は方針を変えたんだ。
知らないことは「知らない」と言うようにしたんだよ。
「わからない」と言ったら何が起きたか
最初はちょっと怖かったです。
でも、実際に言ってみると——
チームの雰囲気が、じわっと変わっていきました。
部下たちが「自分もわからないことを相談しやすくなった」と言い始めたんです。
それまでは「リーダーが知っているのに自分だけ知らない」という空気があったらしくて。
僕が「わからない」と言うようになってから、チーム全体で「一緒に調べよう」という流れになっていきました。

これが心理的安全性というやつだよ。
リーダーが弱みを見せると、メンバーも安心して弱みを見せられます。すると問題が早期に表面化して、チームとして対処できるようになります。
「わからない」が信頼を育てる3つの理由
① 誠実さが伝わる
知ったかぶりはいつかバレます。
でも「わからない」と言い続けるリーダーは、「この人は正直だ」という信頼を静かに積み重ねていきます。
小さな誠実さの積み重ねが、長期的な信頼になります。
② 「一緒に考える」文化が生まれる

「わからないから一緒に調べてみよう」という一言は、部下の成長を促す最高の言葉だよ。
答えを与えるのではなく、考えるプロセスを共有します。これがチームの地力を上げるんです。
③ リーダーは「万能」でなくていい
新米リーダーにありがちな勘違いが「リーダー=何でも知っている人」という思い込みです。
でも実際は違います。リーダーの仕事は、チーム全体として正しい答えに辿り着くこと。
自分一人が全部知っている必要はないんです。

なるほど…!全部知らなくていいんですね。それだけで少し気が楽になりました。
「わからない」の正しい言い方
とはいえ、ただ「わからない」と言えばいいわけじゃありません。
言い方次第で、無責任にも誠実にもなります。
❌「わからないです」(それだけ。終わり。)
❌「知りません」(冷たく聞こえる)
❌「私の担当じゃないので」(責任放棄に聞こえる)
✅「ちょっとわからないな。一緒に調べてみようか」
✅「それは僕の専門外だけど、〇〇さんなら詳しいかもしれない。確認してみよう」
✅「今すぐはわからないけど、明日までに調べて答えるよ」
✅「正直わからないんだけど、どう思う?君の意見を聞かせて」

ポイントは「わからない」の後に、行動や提案を続けること。
これだけで、無責任な一言がチームへの誠実な関わりに変わります。
まとめ:リーダーに必要なのは「全部知っていること」じゃない
30年以上、いろんなリーダーを見てきました。
信頼されているリーダーに共通しているのは、「知識量」じゃないんです。
誠実さと、一緒に考えようとする姿勢。
それだけです。

「わからない」って言っていいんですね。むしろそっちの方がチームのためになるんだ。

そう。「わからない」と言える勇気は、弱さじゃありません。それはチームへの信頼の表れです。
もし今、知ったかぶりをしながら疲弊しているリーダーがいたら、一度試してみてください。
『それ、僕もわからないんだよね。一緒に考えてみようか。』
その一言が、チームを変えるきっかけになるかもしれません。



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