感情的に叱ってしまった。部下への注意の仕方で関係は変わる

IT現場あるある
おかかくん
おかかくん

昨日、部下にきつく言いすぎてしまって……。今日、顔を合わせるのが怖い。

おにぎりさん
おにぎりさん

どんな状況だったの?

おかかくん
おかかくん

同じミスを何度もするから、ついカッとなって。声を荒げてしまった。本人は黙ってしまって、それからずっと気まずくて。

おにぎりさん
おにぎりさん

感情で叱ってしまうのは、珍しいことじゃないよ。でも、その後どうするかで関係が変わる。

「怒る」と「叱る」は何が違うのか

怒ることと叱ることは、よく混同されるが、相手への伝わり方がまったく異なる。

怒ることは、感情の発露だ。「なぜできないんだ」「何度言ったらわかるんだ」という言葉は、相手の失敗に対する自分の不満を吐き出している。受け取る側は「責められている」と感じる。

叱ることは、相手の行動を変えるための働きかけだ。「この状況はまずかった」「次はこうしてほしい」という言葉は、事実と期待を伝えている。受け取る側は「何を直せばいいかわかった」と感じる。

おにぎりさん
おにぎりさん

叱られた側が「自分が悪かった」と思えるかどうか。それが分かれ目だと思う。怒られた側が「理不尽だった」と感じてしまうと、行動は変わらない。それどころか、次から相談しなくなる。

伝わる注意の3つのポイント

感情ではなく、事実を伝えるにはどうすればいいか。意識しておくと違う3つのポイントがある。

伝わる注意の3つのポイント比較図

① 事実だけを話す

「なぜできないんだ」という感情語ではなく、「今回の報告書、期限に間に合わなかった」という事実だけを最初に言う。感情が混じると、相手は内容より感情の処理に意識が向いてしまう。

② 行動を指摘する(人格を責めない)

「あなたは段取りが悪い」(人格)ではなく、「あの会議の進め方で、議題が終わらなかった」(行動)と伝える。人格を批判されると、相手は防衛的になって話が入らない。

③ 次の行動を一緒に決める

「ちゃんとやれ」で終わらせない。「次回はどうするか、一緒に考えよう」という一言を加えると、注意が前向きなものに変わる。


ミスの種類によって、声のかけ方は変わる

注意するといっても、状況によって伝え方は変える必要がある。

場面別・注意の声のかけ方フロー図

初めてのミスのとき

責める前に、なぜそうなったかを聞く。「今回どういう経緯でそうなったか、教えてもらえる?」という言葉から入ると、相手が考えを整理して話せる。やり方がわかっていなかっただけなら、責めても意味がない。

同じミスを繰り返すとき

繰り返すには、理由がある。「何度も同じ状況になっているけど、どこで詰まっているんだろう」と一緒に考えるスタンスで入ると、相手が隠していた原因を話してくれることがある。

態度や姿勢が問題のとき

周囲に人がいる場で言うのは避ける。1対1の場を作って、「最近こういうことが続いているのが気になっていて」と柔らかく入る。頭ごなしにならないよう、相手の話も聞くことが大事だ。


感情的に叱ってしまった翌日

おかかくん
おかかくん

でも、もう叱ってしまったのに、どうすればいい?

おにぎりさん
おにぎりさん

昨日のことを引きずらないこと。翌日、普通に話しかける。それだけで、けっこう違う。

おかかくん
おかかくん

謝らなくていいの?

おにぎりさん
おにぎりさん

状況による。でも、大げさに謝りすぎると、今度は相手が気まずくなる。普通に接することが、一番の回復になることも多い。

感情的に叱ってしまうことは、リーダーならだれでも一度は経験する。大事なのは、その後どう接するかだ。

おかかくん
おかかくん

「怒った」じゃなくて「伝えた」と相手が感じられるかどうか。その積み重ねが、関係を作っていくんだね。

注意の仕方でうまくいったこと、失敗したこと。経験があれば、コメントで教えてほしいです。

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