1on1で何を話せばいい?部下の本音を引き出す3つのコツ

IT現場あるある
おかかくん
おかかくん

1on1、毎週やってるんだけど、部下がほとんど話してくれない。「特にないです」で終わってしまう。

おにぎりさん
おにぎりさん

どんなふうに始めてる?

おかかくん
おかかくん

「最近どう?」って聞いてから、仕事の進捗を確認してる。

おにぎりさん
おにぎりさん

それだと、部下の側からは報告の場に見えているかもしれない。

最初の1on1は「報告会」になっていた

1on1を始めたばかりのころ、うまくいかないことが多い。毎回「特にないです」「問題ないです」と返ってくる。10分も持たない。何を話せばいいかわからなくなって、結局こちらが仕事の進捗を確認する場になってしまう。

問題はたいていの場合、「何を話すか」ではなく「どんな場になっているか」にある。

「聞く内容」より「場の空気」が先

1on1は、部下が「ここは話していい場だ」と感じるかどうかで決まる。どれだけ「なんでも話して」と言っても、場の空気がそれを許さなければ、本音は出てこない。

おにぎりさん
おにぎりさん

最初のうちは、部下も様子を見ている。この1on1が安全な場かどうか、確かめているんだよ。

おかかくん
おかかくん

じゃあ、何を話すかよりも、場をどう作るかが大事ってこと?

おにぎりさん
おにぎりさん

そう。内容の前に、場の設計がある。

本音が出やすい1on1の3つのコツ

部下が話してくれるようになるために、まず変えるべきは「話す内容」ではなく「場のつくり方」だ。

本音が出やすい1on1の3つのコツ比較図

① 毎回同じ時間・場所で行う

「毎週月曜の10時、いつもこの会議室で」という固定が、安心感を生む。場所や時間が毎回変わる状態では、部下は毎回身構えてしまう。形式の一貫性が、心理的な安心につながる。

② 近況から入る(仕事の話から始めない)

「最近体調どう?」「週末はどうだった?」のような、仕事と関係のない一言から入る。これだけで、会話のトーンが柔らかくなる。最初から仕事の話に入ると、部下も「報告しなきゃ」という構えになってしまう。

③ 答えを求めず、聞き続ける

部下が話したことに対して、すぐにアドバイスや解決策を出さない。「それは大変だったね」「もう少し聞かせて」という返しを続けることで、話してもいいという感覚が育つ。問題を解決しようとするより、ただ聞き続ける時間が信頼を積み上げる。


1on1でよくある失敗パターン

うまくいかない1on1には、共通のパターンがある。

1on1でよくある失敗パターン3つ

進捗確認の場になってしまう

「あの案件どうなった?」「今週の予定は?」が中心になると、部下は1on1を報告会として認識する。報告会に本音は出てこない。進捗確認は本当に必要なときだけに絞る。

こちらが話しすぎてしまう

自分の経験談やアドバイスを語り続けてしまうパターン。部下の話す時間が10分あって、そのうち8分をこちらが話していたら、1on1の意味がない。「部下7:自分3」くらいの割合を意識する。

毎回同じ質問で終わる

毎回同じ問いかけ、同じ返し方が続くと、部下は「どうせ何も変わらない」と感じて本音を話すのをやめる。前回の話を覚えていて「あのあとどうだった?」と続きを聞く。それだけで「ちゃんと聞いていた」という信頼につながる。


本音が出てきた日

おにぎりさん
おにぎりさん

1on1を続けていくと、ある日突然、部下が重たい話をしてくることがある。

おかかくん
おかかくん

重たい話というのは?

おにぎりさん
おにぎりさん

チームの人間関係のこと、仕事でしんどいと感じていること。そういう話が出てきたとき、その1on1はうまくいっていると思っていい。

おかかくん
おかかくん

最近、部下が「実は、ちょっと悩んでることがあって」って言ってきた。初めてだった。

おにぎりさん
おにぎりさん

それが出てきたのは、場が安全になったから。急いで解決しようとしないで、まずそれを聞き続けられたのは、よかったと思う。

本音が出てくるまでには時間がかかる。1回や2回では何も変わらないことも多い。でも、毎回同じ場を作り続けていくと、ある日、部下が重たい話をしてくれるようになる。

そのとき、話の内容よりも「この場に来てよかった」と部下が感じられるかどうかが、1on1の本当の役割だと思う。

1on1でうまくいった経験、詰まった経験があれば、コメントで聞かせてほしいです。

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